本編における説明だけでは分かりにくい部分もあったかもしれないので、DTRの全データをここに
尚、後に作者が考え直したために、一部設定に本編との矛盾や、本編のあとがきに残した設定集とは矛盾が生じてしまっているかもしれませんが、なにとぞご了承下さいますようにお願いします。
○レシュレイ・ゲートウェイ
年齢:17歳(実年齢3歳)
性別:男
身長:174cm
体重:64kg
2195年8月12日生まれ。
カテゴリ:「龍使い」
一人称:「俺」
血液型:A
好物:カツ丼。
嫌いなもの:うに・セリシアを傷つけるもの・実力も無いのに威張り腐る人種。
容姿:西洋系。紅い瞳。肩で乱雑に切った蒼い髪。
イメージCV:緑川光。
ラジエルト・オーヴェナの最高傑作の一つであり、おそらく世界で最高峰の『龍使い』。
彼の持つ能力の名は、『
料理の腕はかなりのもので、特にご飯ものを得意とする。
尚、うにが嫌いな理由としては、あの口あたりがどうにも慣れないらしい。
十七歳にしては高い声をしている。冷静な口調や性格が目立つが、基本的には人当たりのいい優しい少年。
しかし、どうにも周りの状況に流されやすいのか、時によってはツッコミ役になってしまったり、思わぬ失態を犯してしまう事もある。
製作者が同じなために同居している一歳差のセリシアとは相思相愛の恋仲にある。
一年半以上前に、セリシアが望まぬ形とはいえ大量に人を殺めてしまった時から、二度とセリシアを戦いの中で泣かせるまいと思い、過保護なまでに彼女を守るための存在になるとその身に決めた少年。
『騎士』でこそないが、ラジエルトがレシュレイを作成する際に打ち込んだプログラムにより、高性能の身体能力制御を発動可能になった。
最高で身体速度をおおよそ五十五倍に、知覚速度をおおよそ百十倍に定義できる。
性能的には完全に『騎士』のそれに等しいが、実際には身体能力の限界もあって自動的にリミッターがかかり、数値そのままの速度では動けない。
シティ・メルボルンに在住し、時折ラジエルトの頼みで、他のシティへのハッキング作業を主として動いていた。
その理由は『世界情勢をより詳しく知るため』だと聞かされていた。
ある日、ワイスによってセリシアが拉致された時、シティ・メルボルンで論と出会い、彼と協力してワイスを探し当て、セリシアを取り戻す。(ワイスはこの戦いでシュベールに殺され死亡)
その後、イラク付近の破棄されたプラント内部で論と再会し、さらにはブリード、ミリルの両名に出会う。
さらにその直後にヒナと出会い、『
続いてシュベールに出会い『
エクイテス撃破後は、エクイテスに『
その後、論とヒナを大切な家族として招きいれ、共にシティ・メルボルンに帰還する。
☆バトルスタイル:前線近距離戦闘型。
◎人物特性:自己肉体変化武装・情報体攻撃完全遮断・自己犠牲・料理上手・一途・真面目・恋人想い・不屈の意思。
○セリシア・ピアツーピア
外見年齢17歳(実年齢2歳)
性別:女
身長:159cm
体重:46kg
スリーサイズ:88/56/86
生年月日:2196年7月2日生まれ。
カテゴリ:「騎士」
一人称:「私」
血液型:A
好物:うどん。
嫌いなもの:ゴキブリ・血・ホラー・ワイス。
容姿:西洋系。青い瞳。腰まで届く桃色の髪。
イメージCV:堀江由衣。
ラジエルト・オーヴェナの最高傑作の一人であり、『騎士』としての能力を所持しているが、彼女本人は戦いを嫌っている。
ラジエルトが作成した騎士鎌『光の彼方』(後述参照)が彼女の武器である。
ちなみに、作成時のプログラムのミスなのか、『騎士』であるにもかかわらず『痛覚遮断』を持っていないため、『痛覚遮断』で痛みを消しつつ戦うことが出来ないため、彼女がダメージを負う事は、戦場において致命傷にさえなりかねない。
故に『光の彼方』は、彼女にぴったりの武器と言える。
ちなみにセリシアという名前は、ラジエルトの妻だったセレニアから来ているとか。
健気な性格で、『騎士』としての実力だけなら一級品なのだが、前述の通り人殺しを嫌っているという、おおよそ戦いには向かない性格をしている。
ホラー・ゴキブリ・ネズミなどが嫌いな怖がりかつ泣き虫。
加えて、何故か料理がかなり下手という弱点も持つ。
だが、いざという時の行動力は高く、時には周りの人間をびっくりさせることも。
『騎士』が持つ『自己領域』や『身体能力制御』より、最高で身体速度を六十倍、知覚速度を百二十倍まで定義可能。
生まれたばかりの時は人見知りが激しいどころか、周囲に恐怖心を持っていたようで、誰かが近づくたびに近くにある何かを投げつける、あるいは『光の彼方』を振り回して追い払うほどに他人を拒絶していたが、レシュレイの必死のコミュニケーションにより解消された。
で、その時からレシュレイとは相思相愛の仲にある。
また、過去にシティ・マサチューセッツの刺客を五十人以上も殺してしまい、気が狂いそうになったところをレシュレイに救われたことがあり、もしレシュレイがいてくれなかったら、セリシアは今でも立ち直れていたかどうかは分からなかっただろう。
だが、その事件のせいでレシュレイ一人に罪も痛みも背負わせたと言う事に気づき、ヒナとの戦いの中で罪も痛みもレシュレイと一緒に背負って生きていく事を決意する。
ワイスによって拉致されたところをレシュレイと論の二人に救出された後に、イラク付近の破棄されたプラント内部で論と再会し、さらにはブリード、ミリルの両名に出会う。
その直後にヒナと出会い、『
続けてシュベールに出会い『もう一つの賢人会議』へと乗り込み、そこで自分達が作られた真実と、兄と言える存在であるエクイテスに出会う。
そして戦いの末にエクイテスを撃破したが、その後に、仕方がなかったとはいえ兄を殺してしまった事に苦悩し続ける。
◎人物特性:健気・料理下手・泣き虫・怖がり・恋人想い・芯の強さ・不器用。
○ラジエルト・オーヴェナ
年齢:27歳
性別:男
身長:180cm
体重:70kg
生年月日:2171年11月22日生まれ。
カテゴリ:無し。
一人称:「俺」「私」(その時の気分で変わるとか)
血液型:B
好物:湯豆腐・みたらし団子。
嫌いなもの:理解できない論理。
容姿:東洋系。ぼさぼさの黒髪。
イメージCV:坂野茂。
アルフレッド・ウィッテンの弟子であり、アルフレッドの生み出した、バグの多い『龍使い』を、『
また、今までにない性能を持つ騎士鎌『光の彼方』とそのマスターであるセリシア・ピアツーピアの作成を行ったのもこの男。
そして今は反魂の法を研究しており、七瀬雪をこの世に呼び戻すという偉業を成し遂げようとしているが、非常に難儀な課題であるためにその研究は一向に進まない。(寧ろ、命の道徳に反するのでやめようかと思っている)
その理由は、黒沢祐一への恩返しだということらしいが…。
恩や義理人情に厚い性格。
おそらく、全世界でも最強クラスの科学者であることは間違いないが、興味あること以外への知識は貧しいという、典型的な科学者タイプでもある。
ちなみに何故か和食好きで、マイブームは団子だとか。
研究の傍ら、レシュレイとセリシアのために新しい服を縫っていたり、料理研究をしたり、新たな発明を生み出すべく試行錯誤の日々を送ったりしている。
実は既婚者(妻であるセレニアは、ワイスに殺されて既に他界)。
根は優しい父親(あるいは馬鹿親)であり、二人が出かけた時は、心配で夜も寝れないらしい。
余談だが、只今禁煙中とのこと。
○ブリード・レイジ
外見年齢16歳(実年齢7歳)
性別:男
身長:172cm
体重:63kg
生年月日:2191年12月19日生まれ。
カテゴリ:「氷使い」
一人称:「俺」
血液型:O
好物:西瓜(中が赤いもの)
嫌いなもの:茄子。
容姿:西洋系、白髪の短髪。
イメージCV:石田彰。
シティ・モスクワにて作成された『規格外』の魔法士で、周囲の空気組織の中の水分を急速に凍らせて氷を作り攻撃に転じる『
そして、同調能力を無効化する『
『氷使い』としての能力は、おそらく世界最高クラス。
だが、言ってしまえばこの『氷使い』としての能力は『炎使い』の劣化したものでしかないという考え方も出来てしまうのが悲しい所。
でも、本人はそれを気にしていない。
そこいらにいる、気の強い年頃の少年を模範にしたような性格で、基本的口調は『よっ、お疲れさん』とか『なめんじゃねぇって』など。
加えて、時折、我を見失ってギャグキャラになったりと、静と動を混同させるキャラクター。ただし思慮は深く、突然の機転を利かせるのがうまい。
また、物事に対する集中力が高く、それが仇になることもしばしば。
幼馴染のミリルに密かに一途な強い想いを寄せていたが、お互いがうまく言葉に出せずにやきもきしていた。
だが、フィアを攫ってきた時に、フィアを取り戻すために錬に協力していたノーテュエルのおかげで、紆余曲折あったものの相思相愛の関係になれた。
当初はスイスからの依頼で研究所跡地に赴いたところ、錬達に出会う。
(ちなみにこの出会いは偶然ではなく、各地にいる『賢人会議』…否、『もう一つの賢人会議』のエージェント達による手引きである)
マザーコアの代えのために錬を打ち破り、フィアを連れて帰るも、心の中では罪悪感に否まれ、悩む。
その後は、錬との第二ラウンドを開始したが、その最中に凶戦士と化したノーテュエルに乱入され、その時にシティ・モスクワの真実を知り、後日、シティ・モスクワに『死亡』という偽の記録を残し、ミリルと共に錬達と同じプラントに住むことにした。
その後は天樹論と出会い、論と死闘を繰り広げた後にヒナと出会い、『
さらにシュベールに出会い『もう一つの賢人会議』へと乗り込み、既に墜天使と化したシャロンと戦い、何とかこれを撃破する。
そして、姿をくらましたシャロンの安否をいつも心配している。
◎人物特性:世渡り上手・策士・理知的・情報体攻撃完全遮断・器用な手先。
○ミリル・リメイルド
外見年齢15歳(実年齢6歳)
性別:女
身長:163cm
体重:50kg
スリーサイズ:83/58/85
生年月日:2192年3月22日生まれ。
カテゴリ:「風使い」
一人称:「私」
血液型:AB
好物:ゼリー全般、特にソーダ味のゼリーが好き。
嫌いなもの:成績通知表。
容姿:銀の長髪。先を二つに分けて結んでいる。
イメージCV:桑島法子。
シティ・モスクワで製造された『
彼女の性格を一言で表すなら、『どこにでもいそうな真っ直ぐな普通の女の子』。
現在、編み物を特技にしようと努力中。
行動や言動もいたって普通。でも成績は…である。
(本編でも『量子力学』を『りょうしりょくがく』と読んでしまった)
その為にマザーコアにされかかっており、そうならないためにも努力していた。
尚、モスクワ上層部では既にミリルのマザーコア化が決まっていたが、ノーテュエル達との一件により、結果的にはその運命を乗り越える事に成功。
幼馴染のブリードに密かに一途な強い想いを寄せていたが、お互いがうまく言葉に出せずにやきもきしていた。
だが機転が訪れて、ブリードがフィアを攫ってきた時に、フィアを取り戻すために錬に協力していたノーテュエルのおかげで、紆余曲折あったものの相思相愛の関係になれた。
最も、その際に凶戦士ノーテュエルに襲われるという悲劇に出会ってしまったわけではあるのだが。
ノーテュエルによってシティ・モスクワの真実を知り、後日、シティ・モスクワに『死亡』という偽の記録を残し、ミリルと共に錬達と同じプラントに住むことにした。
その後、天樹論と出会い、論と死闘を繰り広げた後に論達と再会し、ヒナと出会い、『自動戦闘状態』が発動したヒナを止める為に戦うことになるが、結果的にヒナを助けることに成功。
さらにシュベールに出会い『もう一つの賢人会議』へと乗り込み、既に墜天使と化したシャロンと戦い、何とかこれを撃破する。
戦後はブリードと一緒に神戸へと戻り、シャロンの安否を気遣い、クラウ達からの連絡を待っている。
人物特性:不幸・引っ込み思案・努力家・間が悪い・能力強化・世渡り下手。
○ヴォーレーン・イストリー(本編未登場)
年齢:28歳(死亡時)
性別:男
身長:179cm
体重:69kg
生年月日:2170年2月23日生まれ。
一人称:「オレっち」
血液型:AB
好物:すき焼き。
嫌いなもの:厳しい規律。
容姿:西洋系。せいじ色の長い髪を一本の三つ編みにしている。
イメージCV:関俊彦。
本編未登場の科学者。
酒と煙草をたしなむ程度でやっている。
何事に関してもマイペースな上におちゃらけた性格でいつも冗談を飛ばすが、やるときはきちっとやる性格。
服装は何故かいつも赤ジャケットでシャツは白で下は黒のジーンズ。
ラジエルト・ワイスと共に『もう一つの賢人会議』にて新たな魔法士の作成に着手した男。
ノーテュエル・ゼイネスト・シャロンの三人を作成した他、『
だが、彼は決してその三つを、自分の作り上げた魔法士に適用する事は無かった…筈なのだが。
ラジエルトが脱走してから間もなく、原因不明の怪死を遂げる。
外傷も何も無い彼が、どうして死んだのか。
その謎は、未だ明かされていない。
○ノーテュエル・クライアント
外見年齢:18歳(実年齢6歳→3歳に修正)
性別:女
身長:156cm
体重:45kg
スリーサイズ:74/56/83
生年月日:2195年5月12日生まれ。
カテゴリ:「炎使い」+α
一人称:「私」
血液型:B
好物:チョコレートケーキ。(特にデコレーション)
嫌いなもの:苦いもの全般・優柔不断な人間・静か過ぎる空気。
容姿:金髪のお下げ。西洋系。
イメージCV:永井のあ。
ヴォーレーン・イストリーによって作られた魔法士。
まさに喜怒哀楽。感情の起伏が激しいを通り越して感情表現一直線なおてんば少女。
身体の成長がかなり遅く、加えて、これからの成長はかなり絶望的。本人もそれを気にしており、ナイ○ネなどと言われるとキレる。
基本的には気が向くままに行動する。
ファンメイほどではないが、トラブルメーカーとしてのキャラが定着してしまっている。いつでもどこでも彼女の大声が響かぬ日はない。
実は三人の中で最も料理が上手い。そして甘党でもある。
ゼイネストとはいつも喧嘩ばかりしているが、本当は…。
『もう一つの賢人会議』のデーターベースを漁り(その時は、自分達の組織を『賢人会議』だと思って疑っていなかった)『狂いし君への厄災』(後述)の存在を知り、ゼイネスト・シャロンと共に『もう一つの賢人会議』を脱走する。
『炎使い』としての能力は結構中途半端で、炎を具現化する程度までしか扱えない(その代わりという訳か火力は高め)。
また『
しかし、彼女の本来の強さは『
ちなみにゼイネストの『
知らぬ間に自分に埋め込まれた『
シティ・モスクワでそれを発見し適用するが、効果発動前に『狂いし君への厄災』が発動して凶戦士化。
ミリルに手痛い仕打ちをしてしまったり、ブリードらを苦戦させたが、最後はゼイネストと、ゼイネストが作り上げたプログラムにより『狂いし君への厄災』から解放される。
だが、後に『
死ぬその時までシャロンを気遣ったために、最後まで、その胸のうちに隠した想いを口にすることは無かった…。
◎人物特性:トラブルメーカー・おてんば・はねっかえり・感情表現一直線・ナイフ投げの達人・音痴・直感・他人想い・料理上手。
○狂戦士ノーテュエル
(Barsarcer Northuel)
(パーソナルデータは通常版と変わらない)
『
それは『狂戦士』という名の、忌わしき呪われた能力。
普段のおてんばな性格が一変し、残忍な性格と怖すぎる口調へと変貌する。
本編から抜粋すると、
『愚かな!!!そんなチャチな風で、私を傷つけられると思うな!!!』
『…それで、止めは何がいい?…貴女、それなりに善戦はしたから、特別に選ばせてあげるわ。
心臓一突き?それとも、四肢を切り取って欲しい?あるいは切り裂き刑を希望?なら場所はどこ?鼻?顔?耳?首?乳房?女の大事なところ?
それとも圧死?焼死?爆死?安楽死?
…早く答えなさいよ。
あなたの好きなように処刑してあげるわ』
などが挙げられる…怖い。
この状態だと、圧倒的な戦闘能力を得る上に、『
加えて『
故に、この状態の彼女に対抗できるのは世界で唯一人、ゼイネスト・サーバのみ。
シティ・モスクワにてゼイネストの作ったプログラムによって『狂戦士』は倒された。
だが、何故シティ・モスクワのデータベースにそんな重要事項があったのかは今もって謎である。
―――いずれにせよ『狂戦士』という悪夢は、もう二度と起こらない。
◎人物特性:残酷・異常思考・殺戮衝動。
○ゼイネスト・サーバ
外見年齢:17歳(実年齢2歳→3歳に修正)
性別:男
身長:172cm
体重:65kg
生年月日:2195年5月25日生まれ。
カテゴリ:「騎士」+α
一人称:「俺」
血液型:A
好物:豚汁。
嫌いなもの:トマト。
容姿:西洋系。赤い髪。
イメージCV:岸岡大輔。
ヴォーレーン・イストリーによって作られた魔法士。
ノーテュエルと違い、いつでも冷静にクールに決めるナイスガイ。
基本的に物事に動じない性格なので、異常事態に対する耐性が高い。
しかし、ノーテュエルのペースには勝てず、どうしても調子を狂わされる。
一見するとノーテュエルとはそりが合わずいっつも喧嘩ばかりしているが…。
…とどのつまり、シャロンもノーテュエルも同じくらい好きで、どちらがいいかを決められない。
優柔不断と言ってしまえばそれまでだが、ゼイネストは迷っていたのだ。決めてしまうという事は、必然的にどちらかを悲しませてしまうからである。
故にゼイネストはいつも葛藤し、結果、その答えが出ることは無かった。
『騎士』としての能力は高めで、戦闘もそつなくこなせる上、さらに『無限大の脳内容量を持つ魔法士型』持ちでもある。
だが、何よりも『
シティ・モスクワで『狂いし君への厄災』を削除するプログラムを作成後、脳内に埋め込まれた『殺戮者の起動(デストロイヤー・アウェイク)』が完全発動して本当の殺戮者と化す。
最後には、それを止めてくれたノーテュエルと共に死を迎えた。
死に際に、シャロンに告白の返事を返したが…。
◎人物特性:クール・知的・剣士・恋愛に奥手。
○殺戮者ゼイネスト
(Zeinest Destroyer)
(パーソナルデータは通常版と変わらない)
『
『殺戮者の起動』は『狂いし君への厄災』のプロトタイプの能力であるために、その効果もほぼ同じ。
『殺戮者』という名の、忌わしき呪われた能力。
本人の自己制御権を完全に剥奪する為に、普段の冷静な性格が一変し、ただただ殺しに快楽を求めるようになる。
この状態だと、圧倒的な戦闘能力を得る上に、情報に対する耐久力も大幅に上昇するが、その代償として多くの命を奪うか、戦闘続行不能になるまでに怪我を負うまで殺戮衝動に駆られる。
加えて『自己ノイズメーカー』も発動可能。
故に、この状態の彼に対抗できるのは世界で唯一人、ノーテュエル・クライアントのみ。
最終的にはフランス跡地にてノーテュエルに倒された。
いずれにせよ『殺戮者』という悪夢もまた、もう二度と起こらない。
◎人物特性:理性・殺戮衝動・圧倒的戦闘能力。
○シャロン・ベルセリウス
外見年齢:16歳(実年齢2歳)
性別:女
身長:153cm
体重:44kg
スリーサイズ:79/58/83
生年月日:2196年2月19日生まれ。
カテゴリ:「天使」+α
一人称:「私」
血液型:A
好物:野菜炒め。
嫌いなもの:力の無い自分・この不条理な世界。
容姿:西洋系。茶髪のポニーテール。
イメージCV:草薙順子。
『もう一つの賢人会議』脱走三人組の中では一番小柄。
ゼイネストに一途な恋心を抱いているが、中々告白できない。
彼女もまた『無限大の脳内容量を持つ魔法士型』である。
『
大人しめの性格で、語尾の「〜なの」が特徴。
そして、大切な人を一気に二人も失った、かなりの不幸者でもある…。
(基本的経歴については、ノーテュエルやゼイネストの項を参照)
三人の中では唯一、異常な能力を埋め込まれていないと思われていたが、ノーテュエルとゼイネストが死亡した後に、クラウ・イントルーダーと出会う。
その後、『もう一つの賢人会議』の事を知り、敵対するという考えを持った刹那に『
紅い翼の堕天使と化し、ブリード達四人と戦う。
『干渉不能の掟』や『紅い堕天使の翼』などでブリードらを苦しめるが、最後は四人のチームワークの前に敗北し、柱の下敷きになりそうになったミリルを庇い消息不明になる。
◎人物特性:天使・言語障害・コンプレックス・不幸。
○堕天使シャロン
(Lucifer Sharon)
(パーソナルデータは通常版と変わらない)
『堕天使の呼び声』発動時のシャロン。
ただし、『狂いし君への厄災』『殺戮者の起動』とは発動条件も能力の内訳も違う。
最大の相違点は、彼女自身の自我は存在するという点だろう。
シャロンの心の中に押し留めていた『世界なんて大嫌い』という意思が歪な方向に捻じ曲げられ、世界を滅ぼそうと思うまでに豹変させられた状態。
(それ以外はシャロンの項と全く同じなので割合)
○クラウ・ソラス
外見年齢:20歳(実年齢もまた20歳…と言われているが…ここで気づくだろう。矛盾が生じている事に)
性別:女
身長:170cm
体重:61kg
スリーサイズ:90/60/88
生年月日:2190年6月2日生まれ。
カテゴリ:「騎士」
一人称:「私」
血液型:A
好物:バニラアイスクリーム・身体を動かす事。
嫌いなもの:軟弱な男。
容姿:西洋系。青い瞳。蒼い長髪。
イメージCV:ひと美。
『
殆どの魔法士が武器を用いて戦闘するこの世界においては珍しく格闘戦を得意としており、自らの体を使ったさまざまな格闘技を放つ。
その中でも、一時的に両腕の筋肉を超強化し、両腕を物凄い速度で振動させ、その振動で相手をねじ切る格闘技『
その為か、エクイテスとはそれなりに気があっていた。
(といっても、せいぜいが『友達』どまりだったが)
『もう一つの賢人会議』の命により、脱走した三人(ノーテュエル・ゼイネスト・シャロン)と幾度も戦い、その内に奇妙な友情が生まれていたようだ。
大人の女性としての魅力と気品があり、上品に振舞うために『もう一つの賢人会議』内ではよく『お姉さま』と呼ばれていた。
さらに、イギリス地方の大規模なプラントで開催された美人コンテストとやらに飛び入りで乱入参加して、ものの見事に優勝をかっさらってしまったほどの美女である。
そのすぐ後に行われたイントルーダーとの戦いに敗れたものの、その傷を他ならぬイントルーダーに手当てされて治してもらった。
ちなみに後日、イントルーダーに自分の裸を見られてしまった不幸な人。
その数日後に『賢人会議』――否、『もう一つの賢人会議』からの刺客に会い、それをイントルーダーが勝手に皆殺しにしてしまったのと、イントルーダーが話してくれた真実により、自分の意思で、『もう一つの賢人会議』と敵対する道を選ぶ。
尚、『もう一つの賢人会議』から刺客が送られた理由は、脱走した三人(ノーテュエル・ゼイネスト・シャロン)を追い、倒すという任務を果たせなかったからだと言われているが…。
(尚、本編では運動能力制御と知覚能力制御が七十倍となっていたが、あれは作者のミスであり、運動能力制御は四十五倍、知覚能力制御は九十倍であるという記述が抜けていた事をこの場で謝罪させてもらう)
『もう一つの賢人会議』との決着をつけた後は、シャロンを探す為にイントルーダーと共に世界を周る。
◎人物特性:ツンデレ・高飛車・お嬢様・格闘家。
○イントルーダー
年齢:20歳(実年齢一ヶ月)
性別:男
身長:179cm
体重:68kg
2198年9月6日生まれ。
カテゴリ:「騎士」「管理者」
一人称:「俺」
血液型:O
好物:リゾット。
嫌いなもの:姑息な手段。
容姿:西洋系。紫のちょっと長めの髪。
イメージCV:森川智之。
一見すると冷淡な性格だが、その実は非常にアツイ性格だったりする。
実年齢一ヶ月なだけあり、社会的常識には非常に疎い。また、非常に偏った知識の持ち主でもあるため、時折、周りを唖然とさせるような発言を平然と行う。
『もう一つの賢人会議』のマザーコア兼監視要員として作成された『時空使い』にして『無限大の脳内容量を持つ魔法士型』。
マザーコアとして作成された事実を知り、生まれてすぐに『もう一つの賢人会議』を脱走した。
『
だが、彼の真の能力は何と言っても『管理者』(後述)としての能力だろう。
実年齢の割りに知能・知識などが総じて高い。
それは、英才教育の賜物と、作成時の基礎能力の高さのせいだと思われる。
(I−ブレインを起動していなくとも、一流大学に入れるほどの頭脳を持ち、普通の大人の二倍くらいの腕力を持つし、百メートルを十秒で走ることが可能であるなど、あらかじめ知力や筋力などが強化されているということである)
イントルーダーの意思によって自由自在に動く『
とある理由からクラウ・ソラスに一目ぼれみたいなものをしており、彼女を負かしてやりたいという想いがあった。
が、本人の前ではあえて「お前を殺す」みたいなことを言った模様。一種の照れ隠しか。
『もう一つの賢人会議』の極秘データを盗み見たただ一人の魔法士で、偶然にしろクラウ・ソラスの裸を見た果報者。
で、それを後々まで根に持たれるのは業と言わざるを得ない。
シャロンとの戦いの後に、クラウと共にシャロンを探すべく世界を周る。
◎人物特性:『冥衣』の使い手・『管理者』・多少の言語障害。
○ワイス・ゲシュタルト
外見年齢:25歳(死亡時)(実年齢6歳)
性別:男
身長:181cm
体重:67kg
生年月日:2192年1月1日生まれ。
カテゴリ:「人形使い」
一人称:「僕」
血液型:O
好物:大吟醸・魔道冠来(日本酒)
嫌いなもの:『賢人会議』・人間の子供を傷つける存在。
容姿:西洋系。金髪。
イメージCV:保志総一郎。
『もう一つの賢人会議』にて製作され、所属していた魔法士。
『もう一つの賢人会議』で作成されたにしては珍しく『無限大の脳内容量を持つ魔法士型』ではない。
シュベール・エルステードとリリィ・エルステードの製作者でもある。
(但し、シュベールに『
分かりやすく言うと真昼っぽい性格だが、それが間違った方向に行ってしまった場合にこうなる…といったところ。
また、自分の体型が身長とは不釣合いにやせぎすなのを密かに気にしている。
本来は温和な性格で保育士としての資格を持ち、人間の子供をこよなく愛し、子供からも好かれる男だったが、『賢人会議』によって子供達が巻き込まれて殺されたのを皮切りに性格が豹変し、『賢人会議』への復讐を誓う。
その後、ラジエルトやヴォーレーンと出会った。
『人形使い』としての能力は中々だが、エドワード・ザインには遠く及ばない。
そして、『もう一つの賢人会議』に亡命してきたセレニアを殺害した張本人。
その結果、ラジエルトとは敵対することになる。
ラジエルトの事を本当の友達だと思っていた彼が、どうしてセレニアを殺したのかはまだ不明。
だが、それはワイスが正しいと思ってやったことではあるのは間違いない。
ラジエルトと敵対したことでさらに性格が豹変した後は、『賢人会議』を探して世界を飛び回っていたが、その頃には既に元の性格を失っており、あちこちで女性に対する暴行事件を起こしていた。
シティ・メルボルンにてセリシア拉致事件を引き起こしたが、論と協力したレシュレイの手により阻止され、さらに、事態を重く見た『もう一つの賢人会議』が刺客としてよこしたシュベールによって、自分の作った魔法士に殺されるという無残な最期を遂げた。
…尚、何故かキャラトークではまともな人格を取り戻している。
○シュベール・エルステード
外見年齢:19歳(死亡時)(実年齢4歳)
性別:女
身長:164cm
体重:51kg
スリーサイズ:84/59/85
生年月日:2194年4月7日生まれ。
カテゴリ:「騎士」「処刑者」+α
一人称:「あたし」
血液型:AB
好物:マカロニグラタン。
嫌いなもの:パセリ。
容姿:西洋系。青い髪のツインテール。
イメージCV:田中理恵(変更)。
『もう一つの賢人会議』にて、ワイス・ゲシュタルトによって製作された魔法士。
ツンデレならぬサドデレシスコン…とでも言えばいいのだろうか。
ちなみに、妹のリリィより一週間早く生まれたが、その時の外見年齢の差は九歳である。
普段はお嬢様のように振舞うし、一人称も『私』だが、本来は明るくて活発な少女で、本当の一人称は『あたし』である。
だが、四歳のある日、シティと『賢人会議』との抗争に巻き込まれる形でリリィを失ってしまう。
そして、泣き崩れていたときに天議論と出会った。
その時から、論の事が忘れられなくなる。
それが恋だと気づくのに、そう時間はかからなかった。
そのせいか、当時は水色の髪を短く切っていたが、その後にツインテールへと変更した。
(尚、ヒナに対して暴力を振るう時、まれにポニーテールにするとか。
全ては彼女の気分次第らしいので、この点については深く考える必要は無いと思われる)
彼女の能力は『騎士』のカテゴリ。
但し騎士剣は持っておらず、指先の爪を伸ばして硬化させ、それ自体を武器(騎士剣)として戦うという変わった戦法を使う。
また、本編で見せた『あらかじめ建物に切れ込みを入れておいて、特定の場所を切れば建物全てが崩壊する』という裏工作をしたあたり、用意周到な性格の持ち主でもある。
―――但し、彼女の本当の武器は『真紅の鞭』である事を忘れてはならない。
(『真紅の鞭』については後述)
数ヶ月後、シティ・メルボルンでワイス殺害の際に天議論と再び出会うが、論はシュベールの事を覚えていなかった。
こう書くと論が悪いように思えるだろうが、あまりにも見た目が違いすぎたせいもあるので、その辺を忘れないでもらいたい。
尚、その戦いは、引き分けに終わった。
事態が急変したのは、論と分かれてすぐだった。
ある日『もう一つの賢人会議』の情報で、ヒナという少女が後々マザーコアにされるという事実を知る。
当時はヒナの存在を知らなかったが、その後、ヒナと実際出会った時に、ヒナの行動や性格がリリィとかぶったように思えて、妹が帰ってきたような感覚を覚えた。
その時に、ヒナを絶対にマザーコアにさせないと決意。
ヒナを守る為の手段を模索していたところ、エクイテスから極秘に告げられた事実により『
(ただし、それはワイスによって埋め込まれたものではないということもその時知った。尚、『処刑の乙女』を埋め込んだ犯人は今のところは謎である)
その後は『処刑の乙女』の殺戮衝動発散の為にヒナを痛めつける権利を得る。
そうする事で、ヒナの安全を確保したのだ。
――たとえ、いくらヒナから嫌われて、憎まれようとも、これが自分の正義だと信じて。
一見すると残酷な性格で、『真紅の鞭』を振るい、お仕置きの名の下にヒナを虐待するサディストだが、それは『処刑の乙女』の殺戮衝動を抑えるための、そして、ヒナを守るための、余儀の無い選択肢だった。
だがある日、偶然にもヒナの手帳を見てしまう。
そこに記された『論』という名前を見て、ヒナが論に好意を寄せている事を知る。
さらに、エージェントからの情報により、当人達は互いに気づいていないものの、論とヒナが相思相愛な事を知る。
そこから彼女の嫉妬の炎は燃え上がり、一時期はヒナへの虐待が手酷くなった事もあった。
その時になって、シュベールは自分の気持ちを再確認する。
後にデータベースを漁り『処刑の乙女』により自分の命が後僅かだと知った時、己の信じた正義の為に、真実を隠し、その顔に偽りの仮面を貼り付けてヒナや論と死闘を繰り広げる。
最後は論に敗北し、その後、全ての真実を明かし、論にヒナを託し、最後は笑顔で息を引き取った…。
○処刑者シュベール
(Shubeel Excequter)
(パーソナルデータは通常版と変わらない)
『処刑の乙女』発動時のシュベール。
『狂いし君への厄災』などとは違い、発動しても自我が存在する。
この状態こそがシュベールの本当の戦闘態勢であり、『真紅の鞭』の性能を最大限に使用可能にするにはこの能力の発動が必要不可欠である。
別名『シュベール本気モード』だとか。
(以下、シュベールの項を参照)
○リリィ・エルステード
外見年齢:10歳(死亡時)(実年齢4歳)
性別:女
身長:147cmcm
体重:33kg
スリーサイズ:66/51/73
生年月日:2194年4月14日生まれ。
カテゴリ:「炎使い」
一人称:「リリィ」(名前呼び)
血液型:AB
好物:フランクフルト。
嫌いなもの:辛いもの全般。
容姿:西洋系。水色の髪。ボーイッシュヘアー。
イメージCV:金田朋子(めっさ甲高い声)。
本編未登場の『炎使い』で、シュベールの妹。
甘えんぼな性格で姉を慕っており、いつも姉の後をついていた。
だが、その行動力の高さと意思の強さは、時折シュベールをびっくりさせた事もある。
猫が大好きで、一歳の誕生日の時にシュベールからもらった小さな猫のぬいぐるみをいつも持っていた。
四歳の誕生日を迎えて間もなく『賢人会議』とシティの抗争に巻き込まれて死亡する。
○エクイテス・アインデュート
外見年齢:22歳(死亡時)(実年齢4歳)
性別:男
身長:195cm
体重:90kg
生年月日:2194年5月30日生まれ。
カテゴリ:「騎士」+α
一人称:「俺」
血液型:A
好物:キムチラーメン。
嫌いなもの:甘いもの全般。
容姿:西洋系。橙色の髪。茶色の瞳。
イメージCV:東地博樹(変更)。
ラジエルトによって『もう一つの賢人会議』の創立から間もない頃に作られた魔法士。
筋肉質な肉体の持ち主であり、常に肉体の鍛錬を欠かさない武人。
豪快な反面、紳士的な一面も持ち、正々堂々・一撃必殺を信条とする。
生きていく中で『
その結果、最後の戦いの中でI−ブレインを貫かれて死が確定事項となった。
そして『家族』に感謝の気持ちと本当の想いを告げて死亡する。
○天樹論
外見年齢16歳(実年齢1歳。尚、本編終了後に2歳となったので、その時に外見年齢は17歳となる)
性別:男
身長:164cm
体重:52kg
生年月日:2196年11月1日生まれ。
カテゴリ:「
一人称:「オレ」
血液型:A
好物:ステーキ。
嫌いなもの:卑怯者・ヒナを傷つけるもの・大根おろし。
容姿:外見は天樹錬とそっくり。但し、何故か錬より初期設定年齢と身長が高い。原因は不明。
イメージCV:野島健児。
天樹健三が極秘に製作していた、「天樹錬」のコピー。
性格はどちらかといえばクールな部類に入るのだろうか。
状況判断力が非常に高く、常に最良の選択肢を選び、道を切り開く強さを持っている。
だが、あまりにも高い壁にぶつかるとくじけるという一面もある。
ちなみに、口調が錬とはかなり違うが、その根本となる性格はかなり優しい。
つまり、本来なら錬同様優しい性格の持ち主なのだが、天樹錬を憎むあまり、気がふれて一時的に性格が豹変してしまったと思われる。
だが、錬との戦いの後に本当の性格を取り戻した。
アメリカ地方の地下にある非公式な研究施設で生まれる。
尚、製作者である天樹健三は、論の起動を待たずに肺炎によりこの世を去っている。
その結果、自動制御によって培養層の中で目覚めた論は、一人で生活し、一人で生きてきた。
オリジナルでありながら自分よりも裕福な環境で育ってきた天樹論に嫉妬し、嫉妬は怒りとなって、その結果、論は天樹錬の殺害を決意するに至る。
天樹錬と同じく、魔法士としてきわめて特異なI−ブレインを持ち、魔法士として能力を使うための基礎プログラムを一切持たない代わりに、本来なら書き換え不可能なはずのI−ブレインの基礎領域を全て後天的に書き換えることが可能。
また、能力の書き込まれたナイフの欠片でもあれば、その情報を読み取り、そのナイフによって使われた能力を完全に再現する。
つまり、あらゆる能力を学習して、使用することが出来るのだ。
但し、脳の中でプログラムを走らせて仮想的に動かすという手間がかかっているために、能力そのものの強さはオリジナルには劣るが、再現率はかなり高い。
さらに、天樹健三が極秘に研究していた、魔法士としての究極系の能力の一つである『
尚…オリジナルより戦闘能力が高めに設定されているが、その理由は…。
レシュレイと協力してワイスの件を解決した後に錬・ブリード・ミリルの三人と戦い、かなり有利な戦況を導き出したものの、チームワークによって逆転された後に最終奥義の一つ『
だが、その時にぼろぼろになったフィアの姿を見て、復讐やあだ討ちの無意味さを知る。
ちなみに、フィアの傷は責任をもってちゃんと治した。
尚、レシュレイ達と出会う前に、ヒナ・シュテルンと出会っている。
初めて見た時、ヒナが返り血に濡れていた事から、これはただ事じゃないと察知し、咄嗟に彼女をかくまうことにした。
最も…一番の理由はヒナが可愛かったからだったりするという、結構不順なものだったりするのだがそれは置いておこう。
生きる事に疲れて死にたがっていたヒナの頬を平手でひっぱたいて考え直させるなど大胆な行動に出る事もあった。
(ちなみに、これが元でヒナに惚れられた模様)
その翌日、論まで巻き込まれることを懸念したヒナはこっそり「さようなら」を告げたが、論の中でどうしてももう一度ヒナに会いたいという強い想いが彼を動かし、錬を倒した後に絶対にヒナを探し出すと誓う。
その後の錬との戦いの後でレシュレイ・ブリードらと再会。さらに、続けざまにヒナと再会を果たす。
ヒナの呪われた運命とも呼べる――『自動戦闘状態』が発動したヒナを止める為にヒナと戦うことになり、結果、論の活躍でヒナの『自動戦闘状態』が解放される。
その後はシュベールに出会い『もう一つの賢人会議』へと乗り込み、本気を出したシュベールと戦い何とかこれを撃破する。
全ての事実を知った時、シュベールの想いを受け取り、ヒナを守って生きていこうと硬く誓う。
◎人物特性:能力生成・能力略奪・戦闘のプロ・ひらめき・冷静・剣士・二刀流・一途・騎士道精神。
○ヒナ・シュテルン
外見年齢16歳(実年齢1歳)
性別:女
身長:151cm
体重:41kg
スリーサイズ:86/57/86
生年月日:2197年4月3日生まれ。
カテゴリ:「双剣使い+天使」
一人称:「わたし」
血液型:A
好物:ロールキャベツ。
嫌いなもの:痛い事・ホタテ。
容姿:エメラルドグリーンの髪を肩口で切っている。左側にリボンつき。
イメージCV:柚木涼香。
何事にも一生懸命な性格。
基本的には大人しめだが、時折周りの人間が驚くような声で発言する事もある。
『賢人会議』にて作成された『天使』にして『双剣使い』としての能力を併せ持つ少女。
そして『
ちなみに、セリシアが『健気』ならヒナは『純真無垢』になるだろう。
『もう一つの賢人会議』によって人を殺すことを強要され、失敗すればお仕置きの名の元にシュベールに虐待されていた。
そのために、ヒナの身体にはいくつもの傷跡が刻まれ、消える事が無い傷まで存在するらしい…。
故に、世界に対して、そして自分に対して悲観的になっていたが、論との出会いが彼女の運命を変えることになる。
『天使』としての同調能力の効果範囲は最大で約二キロではあるが、フィア同様、あまり広範囲に同調能力を広げると『同調能力』は周囲の人を無差別に取り込み、勝手に容量不足による機能停止を引き起こしてしまう。
この弱点は、『無限大の脳内容量を持つ魔法士型』とて変わらない。
それを防ぐために勝手にリミッターがかかってしまう仕様になっており、実際に展開できるのはせいぜい二十メートルあたりが妥当だと思われる。(何故か落差が大きいのはプログラム上のミスかと思われる)
『自己領域』により、運動速度を通常の七十二倍、知覚速度を百四十四倍というかなり高い数値にまで引き伸ばす事ができるが、その代償なのか『痛覚遮断』が犠牲にされているらしく、相手の攻撃には非常に脆い。
尚、『双剣使い』なので、『自己領域』の弱点はもちろん存在しない。
転機が訪れたのはある日の事。
『もう一つの賢人会議』のエージェントがノイズメーカーをつけようとしたところ、幸運にもそのエージェントがノイズメーカーを落としたので、その隙を突いて『もう一つの賢人会議』から脱走した。
(実は、『もう一つの賢人会議』の一部のエージェントが、エクイテスの手引きでヒナを逃がそうとしたためにわざとノイズメーカーを落とし、地図まで見せびらかしたのだが、そのことにヒナは気がついていない)
その後、イラクの研究所跡にて論達と出会うが、『もう一つの賢人会議』が極秘にヒナに仕掛けておいた
『
だが、論の活躍でヒナの『自動戦闘状態』が解放される。
その後はシュベールによって再び『もう一つの賢人会議』へと連れ去られ、シュベールとの戦いに後一歩という所で敗北して酷い暴力を振るわれるが、その時に論は来てくれた。
紆余曲折ありながらも、本気を出したシュベールと戦い、論は勝利する。
全てを知った後は、シュベールの想いを受け取り、この世界に希望を持って論と生きていく事を決意する。
◎人物特性:天使・薄幸・純真無垢・悲観的・傷が絶えない・内気。
外見年齢70歳(死亡時)(実年齢5歳)
性別:男
身長:??cm
体重:??kg
生年月日:2193年9月29日生まれ。
カテゴリ:無し
一人称:「ワシ」
血液型:B
好物:つけもの全般。
嫌いなもの:『賢人会議』
容姿:年老いていて、白い髭が生えている。
イメージCV:麦人。
『もう一つの賢人会議』のまとめ役として、ファランクスが死ぬ直前に作り上げた魔法士。
外見年齢が老人なのは、長としての威厳を出したかったからだと思われる。
しかし、老人ゆえに戦闘能力は限りなく低い。
ある日、己の脳内に『処刑の乙女』などと同系列の能力が仕込まれていたと知り、豹変。
だが、暴走する前にエクイテスにより殺されて未遂に終わる。
同時に、『もう一つの賢人会議』がもうじき滅ぶという事も知った彼の心境は…。
※◎が主な所持武器、●が能力名です。
○レシュレイ・ゲートウェイの所持武器・所持能力。
◎(レシュレイは特に専用武器と言える物を持っていない)
●『
レシュレイ自身の身体を変形させて、左手に黒い刀身の剣を作り出す。
切れ味は結構鋭い。
レシュレイの主な武器であり基本能力とも言える。
●『
レシュレイの基礎能力であり、ラジエルト・オーヴェナの製作した『龍使い』の究極系の能力。
『黒の水』では無く『遺伝子改変型I−ブレイン』の力により、肉体の構造、構成せし物質の遺伝子配列を並び替える事が可能。
自身の体の構成、材質、形状をナノセカント単位の速度で作り上げ、変換する能力。
そのレパートリーの多さは流石の一言。
但し、自らの体の構成、材質、形状をナノセカント単位の速度で作り上げ、変換する能力であるがために、飛び道具を作ることは出来ない。
『龍使い』の致命的欠点であった『暴走』を『遺伝子改変型I−ブレイン』の存在によって修正されたため、『暴走』しないのが最大の特徴である。
しかし能力のベースが『龍使い』である以上、その弱点もおのずとして踏襲せざるを得ない。
すなわち『実現可能な攻撃範囲に限界がある』という点だ。
もう一つの『運動能力』については、ラジエルトが『運動能力制御』のプログラムをつけてくれたお陰で解消しているものの、レシュレイの肉体を構成する細胞の数は有限で、質量保存の法則を乗り越える事は出来ていないために、レシュレイの細胞の数を勝手に増やすのは不可能である。
例えば、腕を伸ばすならその代わりとなる細胞を身体の他の部分のどこかから持ってこなければならないということだ。
加えて『黒の水』による細胞の量を一時的に増やすといった事も出来ないので、翼などを作成するのは到底不可能であるという弱点も抱えている。
しかしそれは、同時に『龍使い』としての長所もまた踏襲しているということになる。
『龍使い』同様、『絶対情報防御』を持ち、レシュレイの体を構成する『遺伝子改変型I−ブレイン』は細胞の配置によって微細な論理回路を形成し、あらゆる情報構造体攻撃を完全に遮断する。
故に『天使』などに対しては絶大に有利な位置に立つことが可能。
●『
レシュレイの切り札とも言える技。
本来、『龍使い』や『真なる龍使い』は情報構造体攻撃への耐性が非常に高い防御重視型の魔法士であるが故に、攻撃手段は自己の肉体による物理的打撃に限られる。
『龍使い』や『真なる龍使い』は身体組織の制御に特化された魔法士で、体組織の構成情報を変化させる事で肉体の強度を上げ、武器として戦う。
そう――
『龍使い』の能力の持つ『身体強化』のリミッターを解除する事により、如何なる装甲をも断ち切る剣を生成する―――それが『
その白銀の刀身に斬れない物はほぼ存在しない。
だが、同時に、そこに致命的な欠点を抱える事になる。
より硬く、より鋭く硬質化させるために、I−ブレインに絶大な負荷を強いる。
故に、長期戦が出来ないという欠点を持つが、単純な破壊力は世界でも最高峰である。
○セリシア・ピアツーピアの所持武器・所持能力。
◎『光の彼方』
ラジエルトが作り上げた、セリシア専用の武器。
遠距離戦を想定して鎌という形状で作られた。
セリシアの意思によりその長さや形状を変えることが可能なため、リーチを自在に操れる(最大射程はおおよそ二十一メートルほど)分、中距離では無類の強さを誇る。
しかし、その武器の形質上、接近戦となると圧倒的に不利になる。
(鎌の持つ棒の部分を消すことは出来ないため。
仮に鎌の持つ棒の部分の長さを最小のものにしても、鎌という武器の性質上、ある種の逆刃刀状態になってしまう。
尚、逆刃刀については『るろうに剣心』を参照)
●『
発動時は『光の彼方』の利点であるリーチがかなり短くなるという欠点を抱えているが、その破壊力は言うまでも無い。
○ブリード・レイジの所持武器・所持能力。
◎(ブリードは特に専用武器と言える物を持っていない)
●『
大気中の水分を急速に凍らせて、名実共に氷の剣を作り出す。
ちなみに、この能力の為に、いつも剣の柄の部分を携帯している。
切れ味は中々のもの。
何より、空気さえあれば簡単に作成できるのが利点。
●『
いわゆる身体能力制御。運動係数を八、知覚係数を三十二に設定出来る。
尚、この能力は脳内容量の使用量が少ないので、他の能力との並行起動が可能。
●『
ブリードの基本的な必殺技とも言える能力で、錬の『氷槍』とほぼ同一の能力。
その名の通り、大気中の水分を凍らせて、かなり大きいツララへとその形状を変化させて相手へと飛ばす飛び道具。
大量の氷の槍を飛ばせるが、能力の都合上、WB一巻で錬が行ったような水蒸気爆発は起こせない。
●『
凝結した液体窒素上の飛び道具を飛ばす。
着弾すると『きれいな輝きをもつ鏡のようなもの』を生成する。
この鏡を用いて、相手を幻惑したりするのが主な使い方となる。
●『
『舞い散る吹雪』からの派生技の一つ。
性能自体は普通の『槍』と変わらない。
通常時との違いは、『舞い散る吹雪』発動時でないと使えない反面、こちらはより多くの『槍』を射出できるという点で優れている。
●『舞い散る吹雪』―――『
『舞い散る吹雪』からの派生技の一つ。
空気中の水素を凍らせて、眼前に氷の盾を作り出す。
その外面に違わず、主な用途は相手の攻撃を防ぐ時に使われる。
耐久度はそれほどでもないので過信は禁物。
●『舞い散る吹雪』―――『
『舞い散る吹雪』からの派生技の一つにして、ブリードの最強奥義とも呼べる能力。
相手が放った『氷を使った系列のの能力』で本来喰らう筈だったダメージを計算し、その二倍に値する数値をはじき出した後に、刹那の間に巨大な氷の剣を精製する。
具現化した瞬間にその切っ先が相手を捕らえる為に、攻撃用というよりは、寧ろ相手を壁に貼り付けたりして動きを制限する為に使われることのほうが多い。
欠点は、高い熱量であっさりと溶かされてしまうことと、氷以外の攻撃では発動しないこと。
○ミリル・リメイルドの所持武器・所持能力。
◎(ミリルは特に専用武器と言える物を持っていない)
●『
周囲の気流という『風を操るための情報』を見つけ出し、風を意のままに操って繰り出す不可視の飛び道具『無限の息吹』は速度もあり不可視という事で回避されにくいのだが、いかんせん威力不足という致命的な欠点を併せ持つ。
だが、それはミリルの自信の無さが招いていた事であり、意思の力が威力となる魔法士の能力においてマイナス面に働いてしまっていただけであり、本来の威力はかなりのものなのである。
●『
○ノーテュエル・クライアントの所持武器・所持能力。
◎スティレット
ノーテュエルがいつも護身用に身に着けているナイフ。
見た目は普通のサバイバルナイフとなんら違いは無い。
少しなら騎士剣としての性能を持つので、軽い『情報解体』も発動可能である(但し『自己領域』は使用不可)。
◎クリムゾンダガー
後述の『煉獄の十字架』発動時にのみ使用する、特殊仕様のナイフ。
刃の部分にギザギザが走っている。
(元ネタは『るろうに剣心』の志々雄真実)
●『
ノーテュエルの基本能力。
空気中の酸素を媒体として炎を具現化し、相手目掛けて投げ飛ばす。
単純な系列の能力だが、威力は結構ある。
但し、熱量を奪って氷を作成したりすることが出来ない。
●『
ノーテュエル・ゼイネスト・シャロン・クラウ・イントルーダー・エクイテス・シュベール・ヒナの八人に埋め込まれた基礎能力。
脳内領域を通常の何倍にも増設した設定になっており、さらに、各々の能力のデータファイルを最大圧縮しており、最大限に容量を節約する事が出来る。
これにより、脳内の領域が通常の魔法士の何千倍以上もあるように認識されるので、普通なら負荷などの問題で発動できない並列起動をものともせずに可能となっている。
●『
発動すると周囲のノイズメーカーを無効化し破壊するという恐るべき能力。
ノイズメーカーによってI−ブレインに負荷が来る前に破壊するために、ノーテュエルの戦闘能力は下がらない。
ゼイネストの『自己ノイズメーカー』の場合は、打ち消しあってお互いを無効化しあう。
正に魔法士の弱点を克服したような能力。
●『
ノーテュエルの切り札とも言える技。
隠し持っていた刃渡り三十センチの専用ナイフ『クリムゾンダガー』を、両手に合計八本装備。
さらに、『
一つのナイフにでも切り裂かれれば、灼熱の暑さとナイフの切りつけダメージが両方入るという、まさしく煉獄の名に相応しい、ノーテュエルの最終奥義。
加えて、ナイフ自体に『熱量感知により、相手の位置をサーチする』という機能がついている為、遠距離戦でも使える。
ただし自己帰巣機能は無いので、相手からナイフを回収しなくてはならないのが難点。
●『
ノーテュエルのI−ブレインに埋め込まれた、忌わしき能力。
一定期間、人を殺したり傷つけたりしないと殺戮衝動に襲われるという、ある意味では麻薬のような症状を引き起こす。
発動すると、狂人のごとく破壊と殺戮を繰り返す狂戦士と化す。
戦闘中、すさまじい戦闘能力を発揮できる反面、いかに相手を残酷に殺すかということを、無意識のうちに主観に置くようになってしまう…。
後に、ゼイネストの作成したプログラムによって消去される。
最後の戦いの場は、シティ・モスクワ。
尚、その時はゼイネストの作成したプログラムによってかなり弱っていたために、通常のゼイネストでも互角に戦えた。
○ゼイネスト・サーバの所持武器・所持能力。
◎騎士剣『天王百七十二式』
銀色の刀身を持つゼイネスト専用剣。
情報の海に対してとにかく強い。
騎士剣としての性能も標準より上である。
●『
読んで字のごとくの能力。
ゼイネスト自らがノイズメーカーと同じ波長を発することにより、周囲にノイズメーカーに酷似した現象を引き起こす。
ちなみに、河豚が自分の毒で死なない原理と同じで、この能力がゼイネストのI−ブレインを阻害することは無い。
対抗できるのはノーテュエルの『
●『
『
基本的性能はほぼ変わらないが、戦闘能力がかなり強化されている。
だが、ゼイネストの精神面の強さが戦闘能力にリミッターをかけていたために、『狂いし君への厄災』が消えているノーテュエルでもゼイネストに対抗出来ていた。
○シャロン・ベルセリウスの所持武器・所持能力。
◎(シャロンは特に専用武器と言える物を持っていない)
○クラウ・ソラスの所持武器・所持能力。
◎(クラウは特に専用武器と言える物を持っていない。強いて言えば彼女自身の肉体が武器)
○イントルーダーの所持武器・所持能力。
◎『
イントルーダーの意思により、思うがままに動く特別性のマント。
特殊な合金で作られているが、とても軽い。
物理攻撃と情報構造体攻撃の両方に対する防御力が高い他、ある程度の『情報解体』まで兼ね備えており、武器としても防具としても使用可能なオールマイティな装備。
ただしその武器の形状の都合上、懐に入られると弱いのが難点。
●『
物理法則その他一切を無視して、遠く離れた場所へと瞬間的に移動する能力。
とどのつまり、思い通りの場所へとワープ可能な能力の事。
だが、移動できるのは最高で十キロメートルくらいで、しかも一度使うと百時間の休憩をとらないと再使用できないという欠点がある。
よって、女風呂までワープして覗いてすぐワープして逃げる、などという不届きな真似は出来ないのであしからず。
というか、イントルーダー自身、自分の能力をそんなふざけた事に使うのを嫌うので問題は無い。
●『
騎士が使う、『自己領域』に限りなく酷似した能力。
(運動速度、知覚速度を七十一倍で定義とあるが、正しくは運動速度を五十倍、知覚速度を百倍に定義の間違いです)
ただ、本物の『自己領域』ではないので、数値どおりの性能を発揮できないという弱点がある。
●『管理者』
イントルーダーの脳内に情報を入れている魔法士の生死を即座に感知できたり、どこにいるかを一瞬で察知できる。
また、イントルーダーの脳内に情報を入れている魔法士の状態を、対象に気づかれないようにして耐えず監視出来るという性能も持つ。
●『
世界で唯一人、イントルーダーのみが持つ能力。
相手に触れることにより、イントルーダーの脳内に、イントルーダーが触れた魔法士の情報を取り込み、対象の情報を一時的に書き換えたり固定したりする能力で、『情報持続時間の書き換え』や『相手の能力の情報の書き換え』を一時的に行える。
『天使』の『同調能力』に似ているが、相違点としては、規模は全くもって小さいが、書き換える相手を指定できる為に、強制終了を防げるといった点が異なる。
また、『対象の状態をある一定の状態から不変の状態にする』事も出来る――ただし、何故かイントルーダー自身の存在情報だけは書き換えることが出来ない。
また、使用後は軽く一週間は休憩を取る必要あり。
○シュベール・エルステード(処刑者シュベール含む)の所持武器・所持能力。
◎『
『情報解体』を極限まで詰め込んだシュベールの武器。
これにより、『情報に守られていない物体』をたやすく打ち消す事が可能。
まさしく攻守一体の武器。
●『
『同調能力』の発動を阻害する特殊な波長を発する能力。
ただし、あまりにも強い『同調能力』の前には打ち消される。
●『
シュベールの爪に埋め込まれた特殊細胞が彼女のI−ブレインの命令により起動し、シュベールの手の指と足の指の爪を自由自在に変形・硬質化させて武器とする能力。ちなみに最大射程は四メートル程度。
単純な破壊力は並みの騎士剣を遥かに凌駕する。
ちなみにシュベールはこの能力を『爪』と略して呼んでいるので、本編ではもっぱら『爪』と表記されていた。
●『
ノーテュエルの『
このような忌まわしき能力を埋め込んだのは誰なのか、シュベールは最後まで知る良しはなかった…。
エクイテス・アインデュートの所持武器・所持能力。
◎(エクイテスは特に専用武器と言える物を持っていない。強いて言えば己の肉体そのものが武器)
●『
シュベールの『処刑の乙女』とほぼ同一の能力。
ラジエルトによって埋め込まれていたと思われていた能力だが、実はラジエルトではない何者かが埋め込んだ能力であることが判明する。
その全ての答えが明かされる時は、いつか来る筈。
●『
『騎士』でありながらも『龍使い』の能力を一部に埋め込まれたエクイテスだからこそ出来る能力。
『龍使い』の原理を用いて、特殊な処理により身体の耐久度を大幅に強化し、ダイアモンドに匹敵する強度を得る。
但し、『龍使い』としての能力が不完全なエクイテスでは、実質、ダイアモンド以下の強度以上にはなれない。
また、エクイテス自身が『龍使い』の能力に関してはその一部しか持っていない事は先述したとおり。
故に、強すぎる『自己領域』の前には書き換えられてしまうのが弱点。
○天樹論の所持武器・所持能力。
◎騎士刀『菊一文字』
刃渡り一メートルほどで、あちこちに多少だが装飾がなされた日本刀。
普段はこの刀で戦う。
◎騎士刀『雨の群雲』
論が本気を出した時だけに抜くと言われる刀。その刀身は光を反射するように綺麗に輝く。
通常なら起動できないはずの能力の並列起動を可能とする。
『双剣使い』の性能を持った騎士刀と言えるだろう。
●『
『能力生成』に特化した魔法士で、コピーした能力を、よりオリジナルに近い形で再現する事が可能。つまり、能力の際限度がより高くなっているという事。
加えて、デバイスからの能力抽出に優れており、相手のナイフの破片一つでもあれば、即座に能力をコピーすることが可能。
『並列』『操作』『創造』で構成されており、『合成』が無いので、二つの能力を組み合わせて新たな能力を作り出す事ができない。但し、『とある一つの能力の派生』に値する能力であれば話は別となる。(一例を挙げると『抗える時の調べのサタン』から『極限粒子移動サタン』を出来た事)
それ以外にも、隠された性能があるらしいが……。
●『
騎士の『自己領域』のコピー。
論の運動速度を通常の五十九倍に、知覚速度を百二十倍に再定義する。
尚、この能力を起動時にのみ『極限粒子移動サタン』(後述)を発動可能。
尚、論の能力は、錬の『デーモン(悪魔)』に対してか『サタン(魔王)』となっている。
●『
錬の『マクスウェル』のコピー。
錬との戦いの最中に習得した能力の一つ。
酸素を用いて炎による攻撃を行える他、空気中の熱量を奪うことにより『
●『
錬の『氷槍』と殆ど変わらぬ性能を持つ。
よって、使い方もほぼ変わらない。
●『
『人形使い』の『ゴースト・ハック』のコピー。
無生物が生物的な動きを得て、刹那の時を置いて巨大な握り拳を作り上げ、相手目掛けて襲い掛かる。
但し、所詮は複製品なのか、プログラム通りの動きしかできない。
●『
錬の『アインシュタイン』のコピー。
これも、錬との戦いの最中に習得。
時空制御により、空中で方向を変え、踊るように動く事が可能となる。
但し、速度の面では『自己領域』に遥かに劣るし、元からコピー能力である錬の能力のさらなるコピーである為に、その質も劣化している。
よって、最終的にこの能力の使用頻度は非常に低いものとなってしまった。
●『
「かつては現存していた天使(フィアではない。世界的には非公式になっているイレギュラーな存在の天使)」と、ブリードの『
相手の同調能力に介入して、その制御権を奪うのが目的だが、寧ろ、相手に制御権を奪われないようにするために使うといったほうが正しい。
また、『天使』と心の中だけで会話をする事も可能。
●『
論が独自に生み出した能力で、『
発動と同時に『抗える時の調べのサタン』はその効力を無くし『極限粒子移動サタン』発動の為だけの媒体と化す。
故に、『自己領域』が使えなくなるという事になる。
同時に、論の運動速度を通常の五十倍に、知覚速度を百倍に再定義するので、速度面ではそれほど劣らない。
論自身の熱量をぎりぎりまで下げて、高速で相手に接近し、次の瞬間には、論という魔法士を構成する肉体を一瞬の間だけ原子分解して、一瞬が経過した後に再び肉体を再構築する。
故に、相手からすれば、論が何も無い空間から現れたように見える。
周りの熱量よりも論自身の熱量を圧倒的に小さくすれば、周りの熱量の大きさから論の熱量を見えなくする事が出来る。
これにより、相手は視覚面での論の姿を感知しにくくなる。
さらに、相手が論より大きなな熱量を持つ攻撃を振り回していれば、その攻撃で発生する熱量のお陰で十二分なカモフラージュを行えるという能力。
『自己領域』と違い、相手の近くに居ても相手を巻き込まなくて済むが、熟練した相手には熱量の僅かな動きだけで見切られるのが難点。
また、騎士刀に適用する事により、一時的に騎士刀を見えなくする事が可能(原子分解の原理の部分のみを使用する)。
最も、再構築時に攻撃反応がばれるために、わざと丸腰であるように見せかけるくらいしか使い道はないが…。
●『
一見すると『光使い』の能力のコピーのように思えるが、これも論が独自で生み出した能力である。
この世にたった一人、世界の何処かに居ると言われる『光使い』の『D3』が放つ荷粒子砲を最大出力で放つような技。
古の禁呪を髣髴とさせる魔方陣と、クトゥルー神話に登場しそうな、現代文字として認識されない文字が光り輝き、模様が白く浮かび上がる。
その後、全てを終焉に導く、射程無制限・直径二メートルの絶対破壊のバーストストリームを発動。
文字通り光の速さで世界を駆け抜けて目標を消滅させる。第二次世界大戦で使われた原爆に匹敵する破壊力を持つ論の切り札。
威力を抑えれば、I−ブレインの強制停止は免れる。
欠点は、発動時に全ての能力を強制停止させる必要がある事(最高威力で発動した時のみだが)と、『同調能力』や圧倒的な情報解体能力の前には威力を下げられたり消し去られたりしてしまう事。
●『絶対死・天樹』
触れるもの全ての存在を一切合財構わずに分子レベル以下にまで分解してその存在そのものを否定して全てをこの世から亡き者にする、『
『原子解体』という、『情報解体』では解体できない人間などを解体するために生み出された能力を起動させて、それを一時的に最大まで上昇させて、相手を解体して、その存在を消し去る能力。
つまり『情報解体』とは逆に、建物や戦艦を破壊するのは出来ないが、人間、あるいはプログラム等を解体して消し去る事は可能である。
ただし、情報に対する耐久力の問題か、魔法士は何故か解体できない――のだが、実は、論本人はこの弱点に気づいていない。
にもかかわらずシュベール戦で使おうとしたのは、この能力は錬との戦闘後に編み出した為に錬との戦いには使えなかったし、シュベールとの戦いでは発動する前に潰されると読んだ為に使用を封印したので、結果的に未だにこの弱点に気づいていない…。
●『
シュベールの『爪』のコピー。
指の爪を一瞬だけかつ一本だけだが、十メートルくらい伸ばすことが可能となる。
一点だけの弱点を突くのに特に有効。また、シュベールとの戦いに決着をつけた決定打とも呼べる能力である。
○ヒナ・シュテルンの所持武器・所持能力。
◎双剣『
ヒナ専用の双剣で、刃渡りは五十センチ程。
ヒナのI−ブレインに秘められた数々の能力を発動する為に必要不可欠な武器。
指紋とI−ブレインの認証により、ヒナ以外の者が使うとペーパーナイフにも劣るほどの性能にダウンするというセーフティ能力も付加されている。
●『
ある意味では『
ヒナ自身の意思に関係なく、彼女を戦場へと狩り出す。
振りたくも無い剣を震わされ、殺したくないのに殺しを強要される上に、外部干渉やIーブレインの疲労によりI−ブレインが強制停止に陥ろうとすると、あろうことかマスターであるヒナの意思を完全に打ち消してまでして能力継続を遂行しようとする。
後に、論の『絶対死・天樹』により永久に消される。
●『
『同調能力』の応用の原理で、目の前に透明な盾を生成する。
そして、その空間を不変のものへと変えるために、ほぼ全ての攻撃を通さない。
その効果範囲は、ヒナの周囲の半径一メートルほど。よって、ヒナに対して遠距離攻撃の類は全くと言っていいほど役に立たない。
おそらく、世界三大戦艦の一つ『FA-307』の荷電粒子による遠距離砲撃ですらも、ヒナにダメージを与えることは難しいだろう。
…ただし、シュベールの『
●『
『同調能力』を用いて具現化した翼を用いて空を飛ぶための能力。
翼の色は水色。
ヒナの場合、特殊処理により脳へのダメージのフィードバックがかからないようにプログラムを設定されているために、この翼がダメージを受けてもヒナが痛みを感じることは無い。
●レシュレイ・ゲートウェイ
本作に置ける主人公ポジション。
ファンメイ達『龍使い』が持っていた苦悩みたいなものは一切背負っていないため、ファンメイ達に比べるとかなり幸せなように見える彼ですが、過去の様々な事件(主にセリシア絡みですが)により、ファンメイ達とは色々と違う面で苦労はしているようです。
大切な彼女に相手を殺させないためにも、自分が人を斬る事でセリシアが悲しむ事の無いように、その痛みも罪も全て一身に背負って生きてきたレシュレイ。
(それが結果的には、余計にセリシアの苦悩を肥大させていた訳ですが)
殺すのが辛くないと言われれば大嘘になる。
出来る事なら戦いなど望まない。
だが、世界は、そして戦いは自分達を放っておいてはくれない。
だからレシュレイは戦うしかない。ただ守りたい人の為に。
だから斬り捨てるしかなかった。胸の痛みにただ耐えながら。
たとえ、この手が血で紅く染め上がろうとも。
故に、セリシアが「罪も痛みも一緒に背負っていこう」と言われた時、レシュレイはどれほど嬉しかったのでしょうか。
そしてこの時彼は、自分がやってきた事は間違ってなかったと胸を張って言えたでしょう。
エクイテスを殺してしまったセリシアに対し、彼はどうやってセリシアをフォローしていくのでしょうか。それがこれからの彼のテーマになります。
●セリシア・ピアツーピア
本作におけるヒロインポジション。
培養層から生み出され、此の世に生を受けた時、レシュレイが時間をかけて必死のアプローチをしてくれなかったら、彼女はどうなっていたでしょうか?
正直、想像したくないのが本音ですが…。
華奢な体躯には不釣合いな死神の鎌。
本編で語った通り、過去には幾多の命を奪い、紅い血を吸った畏怖すべき象徴。
この世界において他者を殺さずして生きる事は出来ないと分かっていても、命を奪うことを本能的に嫌うセリシアは、人を殺す度に涙し自分を嫌悪した。
結果、レシュレイ一人に罪も痛みも全て背負わせることになってしまったと気がつき、最終的には大切な人と罪も痛みも全て背負って生きていく道を選びます。
ただ、本文中でそれに至る過程をうまく表せたかどうかにはちょっと疑問が残っていますが…。
エクイテスが望んだ事とはいえ、兄にあたる人を殺してしまったセリシアは、後編でどんな思いで生きていくのか。
そこを何とか旨く書きたいと思います。
●ブリード・レイジ
レシュレイ達とはまた違った恋の形を持つ少年。
ミリルとお互いを想っているのに中々口に出せないもどかしさ…って言えばいいんですかね?
ちょっと口調がぶっきらぼうですが、頼れるときにはしっかりしている。そんな感じのキャラを書きたくて書いてみました。
●ミリル・リメイルド
自分の実力不足を自覚しており、少しでもブリードに並びたいが為に努力しているのに、中々結果が出てこない。
しかし、本当はかなりの実力者なんです。ただ、自信が無いだけ。
それ故に、意思の力が重要となる『魔法』の力が弱まってしまった。そんなキャラです。
皆さんは、ちゃんと人生前向きに、希望を持って生きていきましょうね。
恋愛面に関してはブリードと同じで、お互い好きなんだけど中々言い出せない。と言った感じです。
●ノーテュエル・クライアント
元ネタは『月姫』よりアルクェイド・ブリュンスタッドだったり。
何やら一部でかなりの人気を持っている彼女です。
ていうか、ノーテュエルの能力ってぶっちゃけバランスブレイカーな気が。
だから早い段階でリタイアしたという裏話が…。
『炎使い』らしく(!?)お転婆で喜怒哀楽が激しくて感情表現一直線、でも、他人の細かな感情の変化に気づける少女。
そして、本編では触れませんでしたが、三人組の中で一番料理が巧いという裏設定を持ってます。お転婆だからって料理が下手とは限りません。
自らに架せられた忌むべき能力『
本編では「ゼイネストの事なんか好きでも何でも無い」と言ってはいますが、実の所、やはりノーテュエルはゼイネストの事が好きだったんでしょう。喧嘩するほど仲がいい。とも言いますし。
ただ、シャロンの事を気遣ってシャロンに譲っただけ…むぅ、考えてみれば惜しい人を無くしたな(え)。
当初は生き返る予定もあったのですが、あまりにもご都合主義過ぎるのでやめました。
●ゼイネスト・サーバ
人間ノイズメーカー…ノーテュエル同様、考えれば考えるほど反則的な能力ですね。
彼もまた、バランスブレイカー故に早々とリタイ…いえ、なんでもないです。
状況に左右される事無くいつでもクール。でも、ノーテュエル相手だとペースを崩されて…なキャラです。
実は彼は、シャロンの事もノーテュエルの事も、同じくらい好きだったのですが、それゆえにどちらも選べず、最後まで悩んでいたのです。
だた、最後の最後で、シャロンを悲しませないようにするためにも、せめて覚えてもらいたかった想いがあるからこそ、ゼイネストはシャロンに告白しました。
――だけど、最後の最後に気づいた、彼の本当の気持ちは―――。
●シャロン・ベルセリウス
…何ていうか…物凄い変貌っぷりを見せてくれました。
書いてて「いや、変貌しすぎだろ」と何度も思う事がありましたが、ノーテュエルやゼイネストがあそこまで変貌しまくっているんだからシャロンはさらにその上を行かせたいなと思っちゃった訳です。
思い通りにならない世界を憎み、世界を滅ぼしたいとまで思った少女。
それが間違いだと気づいたのに、襲い掛かる悲劇。そして消息不明になってしまう、と、改心した悪役が死ぬという感じの黄金パターンが実現してしまいました。
果たして、シャロンはどこに行ったのか?
それは『FINAL JUGEMRNT』で明らかになると思われますので、お待ちください。
●ワイス・ゲシュタルト
元ネタは『シャドウテイカー』の蔵前司。
回想を見れば分かるとおり、実は非常に純粋な心の持ち主だったんです。
ですが、『賢人会議』の所業に巻き込まれて…なキャラですね。
強過ぎるショックは、時に性格改変すら行ってしまう、そういうことです。
基本的に知略派故に戦闘能力は低い上、『人形使い』だから決め手にも欠ける。
いわば後方指示係ってところ。
異常発言や悪いところばっかり目立ちがちな彼ですが、彼もまた『賢人会議』による犠牲者だって事を忘れないで下さい。
●シュベール・エルステード
元ネタは『ローゼンメイデン』より水銀燈。
本心を心の中に秘めて、敢えて嫌われ役を買って出た少女。
妹に生き写しなヒナを守る為に、逆にヒナを傷つけるしかなかったという矛盾。
本当の彼女はとても優しくて暖かいのですが、本編では残虐さばかりが目立ちがちで、とてもそうは取れなかったでしょう。
―――っていうかどう考えても作者の力量不足ですごめんなさい。
一歩間違えば論と結ばれていたかもしれないあたり、運命って恐ろしいです。
でも、そのエンディングになっちゃうとヒナが…。
結局、もう長くない身だと知っていて、ヒナを託せる人を探していたのですが、それが論だったっていうのはとても皮肉な話でしかありません。
最後に論に出会えて、そして論にヒナを託す事が出来たのですが、好きだった人に殺される形になった彼女が本当に幸せだったのかは彼女のみが知るところです。
●エクイテス・アインデュート
己の運命を悟り、運命に必死で抗い続けた男。
最後の結末は『死』であり、疲れきって、時の流れに身を任せた彼が望んだもの。
しかし、本当に望んでいたのは―――家族。
最後に家族になれた男は、全てを託して死んでいった。
生きたいという思いを捨て、仕方の無い結論を出すしかなかった男。
この『仕方の無いこと』は、魔法士をマザーコアにして生きるのとある意味では同じ原理。
これ以上の良策が無くて、仕方が無いからこうするしかなかった―――というテーマのキャラです。
●クラウ・ソラス
WBにおける格闘家というジャンルは、かなり珍しいと思いまして登場させてみました。
実年齢に矛盾が生じてますが、作者の無知が招いたミスです。本当にごめんなさい。
後、『DTR』での出番が妙に少なくないか?と思った貴方は鋭いかもしれません。
作者がツンデレというものを良く理解していなかったせいで、ちっともツンデレっぽくならなかった…。
●イントルーダー
元ネタは…外面だけならば『MELTY BLOOD』よりワラキアの夜。
性格は…特にいないですね。
初期設定と今の設定で、大きく役割が変化した人。
初期設定では水面下で徐々に徐々に事を進めていき、そのまま完全に暗躍しまくる予定だったのですが、何の因果かこんな役になってしまいした。
マザーコアとなる運命を逃れ、自分をマザーコアとして生み出した『もう一つの賢人会議』に対して復讐を誓った彼ですが、それが終わった今、彼は何を思っているのでしょう?
『もう一つの賢人会議』とて、運命に翻弄された犠牲者に過ぎなかったのですから…。
『FINAL JUGEMRNT』でシャロンを探し出すことは出来るのか?
それは後のお楽しみです。
●天樹論
元ネタは『MELTY BLOOD』より七夜志貴。
…ただし、性格はかなり錬寄りで、基本的には他者に親切と、かなり七夜らしくなくなってます。まあ、『ちょっと口の悪い天樹錬』とでも思ってくだされば結構です。
ただ、大切な人(ヒナ)を傷つけられたら思いっきり口調が変わっている…この辺は『怒り』という感情の成せる業とでも思ってください。
錬達と戦うまでは独りで戦ってきたためにチームワークというものを知らずに敗北した時から、仲間を頼るようになった少年。
ヒナを止める際にレシュレイ達と協力した時に、それが表れているように書いてみました。
尚、論というキャラを作った当初は年齢制限がかかりそうなまでにやばい性格の論でしたが、色々と思うところがあって今の性格に落ち着きました。
…正直、この変更は正しかったと思います。といいますか、以前のままだったらヒナが可哀相過ぎる…。
武器が二本とも日本刀なのは、誰かに日本刀という旧式な武器を使わせてみたいなと思っていた時に丁度良く論というキャラが完成したので持たせてみただけだったり。
●ヒナ・シュテルン
元ネタは…該当するのは『シャドウテイカー』より雛咲葉…あたりかな。
もういっその事、可哀相なくらいに不幸全開なキャラにしてみました。
見直してみると、ほぼ間違いなく本作最高の薄幸少女と言えるでしょう。
マザーコアとして生み出され(しかもその事実を知るのはシュベールが死ぬ直前)、マザーコアにされないようにする為にシュベールから虐待を受け、『任務』の元に望まぬ人殺しを強制されて、肉体も精神もぼろぼろになってしまい、出会ったばかりの論に「殺して下さい」と望むまでに世界に絶望していた少女。
おまけにキャラトークでは皆に存在を忘れられちゃったりもする。
…ですが、論と出会った事でヒナにはやっと幸が向いてきました。
今までずっと辛い思いをしてきたヒナが、やっと得ることの出来た小さな幸せ。
シュベールが本当はヒナを守る為にヒナを痛めつけてきたという事実を知った時、ヒナは本当にヒナを想ってくれた人を知ることが出来たのはかなりの皮肉として受け取られた方が多いと思われます。
人は何故、失ってからかけがえの無いものに気づくのか。それが論やヒナというキャラクターのテーマです。