『少女達は明日へと歩む』あとがき。













オリジナルキャラクター・パーソナルデータ













 アルティミス・プレフィーリング
 年齢:外見年齢15歳(実年齢3歳)
 性別:女
 身長:142cm (※実際はファンメイより少し背が低いという設定。ファンメイの身長が分からないが、多分142は超えてるのではないのでしょうか。14歳なら142を超えるのはそう難しくないですし、メイはシャオより背が2センチ高かったようですし)
 体重:34kg
 スリーサイズ:82/57/83
 生年月日:2195年5月5日
 カテゴリ:「龍使い」
 一人称:「アルティミス」(名前呼び)
 血液型:A
 好物:ホットケーキ・グラタン。
 嫌いなもの:シティ・マサチューセッツの研究所・過去の思い出・怖い人。
 容姿:西洋系。真紅の瞳。ちょっとウェーブかかってる白い髪。
 イメージCV:石川 恵






本作のヒロインにあたるキャラクター。

その正体は、シティ・マサチューセッツで生み出された『龍使い』である。

元々はシティ・マサチューセッツのWBFへの鎮圧用の魔法士の1人として作られたが、とにかく戦闘に向かない性格ゆえに、処分されかかかっていたが、ルーウェンらの機転によりシティ・ロンドンへと逃亡させられたことにより、その運命から逃れることが出来た。

とことん内気で泣き虫な性格で、おどおどした言葉使い。但し、完全に無口という訳ではなく、寧ろエドよりは喋る。

歌は意外と巧い。ただし、ファンメイの音痴をかき消すのには、まだまだ修行が足りないようである(苦笑)。

口癖は「はぅ」であり、一時期は「あぅ」になったりもしたが、先行者さんの強い要望により「はぅ」に決定した。

1話目からローゼンメイデンのような登場シーンを果たすという、ある意味で異例のキャラクター。(実は書いてみてから気がつきました(汗))。

ルーウェンに淡い恋心を抱いていたが、ラストにて無事に成就する。

過去に一度『暴走』したことがあり、そして今回、シティ・ロンドンにおいても『暴走』してしまうが、ファンメイやルーウェンの決死の行動により『暴走』の運命から逃れることが出来た。

最後は、ファンメイやエドの大切な『友達』として、シティ・ロンドンで共に生きる道を選択する。












 ルーウェン・ファインディスア
 年齢:外見年齢22歳(実年齢11歳)
 性別:男
 身長:179cm
 体重:67kg
 生年月日:2187年4月28日
 カテゴリ:「時詠み」
 一人称:「我」
 血液型:A
 好物:麻婆豆腐。
 嫌いなもの:嫌味な輩・アルティミスに危害を加えようとする者。
 容姿:西洋系。黒い長髪。白を基調とした服。
 イメージCV:千葉 進歩



いうなれば、本作のヒーローに当たるキャラクター。

10年前に第三次世界大戦に参加した『時詠み』という、特殊なカテゴリの魔法士。文字通り、自分の周囲の時の流れの優先順位を自由自在に決めることの出来る能力を保持している。ただしその反面、ルーウェン本人の身体能力は、普通の人間となんら変わらないという弱点も保持している。(このあたりは本編を参照してください)

クールかと思いきや、中々の熱血漢でもある様子。性格の相性がよかったのか、ヘイズとの会話では意気投合している姿をよく見せる。

ヘイズにアルティミスのマサチューセッツからの脱出を依頼した青年。

アルティミスに対する、恋といえる想いがあったが、外見年齢の差などの理由から、なかなか自分の想いを伝えられずに迷い続けていた。

しかし、自分を作り出してくれた科学者が死んだ時の記憶が脳裏に蘇った時の『自分は二度と大切なものを失いたくない』という気持ちから、勇気を持って、自らの胸のうちをアルティミスに告白し、想いが届く。

それがトリガーとなり、結果的にアルティミスを救うことに成功する。

最終的には、シティ・ロンドンにおける戦いで生死不明に陥ったという嘘の情報をシティ・マサチューセッツに流し、シティ・ロンドンにおいて過ごすこととなる。

それでもルーウェンは後悔などしていない。大切な人が傍にいるのだから。













 ヅァギ・オリヴィエル
 年齢:外見年齢27歳(実年齢11歳)
 性別:男
 身長:167cm
 体重:69kg
 生年月日:2187年6月6日
 カテゴリ:「騎士」
 一人称:「ワタクシ」
 血液型:O
 好物:ピーチパイ
 嫌いなもの:自分にとって気に入らないもの全て。実力のない自分(いわば自己嫌悪)
 容姿:西洋系。中世の詐欺師っぽい顔(苦笑)長く伸びて先端でくるくる巻きになっている髭あり
 イメージCV:島田 敏







シティ・マサチューセッツに在住する『騎士』。

第三次世界大戦では、地味な戦果しか挙げられなかったため、知名度は非常に低い。(大戦中は生き残るので精一杯だったようだ)

嫌味な性格で、周囲の顰蹙を買いやすい。シティ・マサチューセッツの軍からの信頼度も低い。本人もそれに気がついている節がある。

実はルーウェンとは10年前より浅からぬ因縁、及び、製作者の私怨による強制命令があり、それが彼を狂わせてしまった。

また、本編では記載しきれなかったが、しょっちゅう嫌味こそいうものの、本当は人の死を快く思っておらず、任務以外の殺しには激しい嫌悪感すら覚える性格である。

ルーウェンにダメージを負わせることには成功したものの、殺すまでには至らなかった原因の1つがそれである。

最後には、ルーウェンにダメージを負わせることには成功したもののアルティミスの一撃をもらって昏倒する。

その後については本編では画かれていないが、シティ・ロンドンにて、騎士として働く事になる。

ルーウェンとの確執は『一応は』終わりを告げてはいるようだったが、過去の出来事からから、ヅァギは、ルーウェンやアルティミスと同じ場所で生活する道は選ばず、1人、シティ・ロンドンの町外れで過ごす道を選んだようだ。
















・作者より





DTR及びFJとは全く違う毛色、かつ、WBキャラで一番大好きなファンメイがらみのお話が書きたい!という考えから、本作『少女達は明日へと歩む』をお送りいたしました。

WB二次にしては珍しく、ハッピーエンドで迎えた作品となりました。

二次創作くらい、ハッピーエンドにしてもいいじゃないかって思うんです。





アルティミスは、最初から最後までどういう流れになるかが最初から決まっていたキャラクターでしたので、書く側としては非常に楽でした。

元気っ子なファンメイとは正反対の性格なので、そのギャップを書いてるときが凄く楽しかったです。ファンメイは割と面倒見のいい子だと思うのです。

本作のラストにおいて、アルティミスは『龍使い』の宿命から解き放たれました。そして、いつかファンメイも、アルティミスみたいに、『黒の水』の脅威におびえなくても済むようになってほしいという願いがあるのですが、果たして叶うのか否か…。





ルーウェンは……正直、ここまで特殊な魔法士にしなくてもよかったかも、というキャラですね(汗)。ただの騎士でよかったかもしれません。かえって複雑にしてしまったのでは?とも思っております^^;

ただ単に『短時間とはいえ、時間を操れる魔法士がいたらどうなるのか』という考えから、ルーウェンのカテゴリを『時詠み』にしたのですが………よくよく考えたら、戦闘なんてオマケに等しい本作において、そんなトンデモ能力はいらなかったかも、と思います。今更ですが。

武器をパイルバンカーにしたのは、まだ登場させていなかったカテゴリの武器だったから、というのが理由ですね。実用性については……つっこまないでください。

15歳と22歳のカップリング……少々アレな組み合わせではありますが、WB本編でもディーセラという、10歳と16歳のカップリングがあるんだから、許せるんじゃないかと勝手に考えてみたりw






ヅァギについてですが、まぁ、いっちゃえばかませ犬ですね。

元ネタのジャギもストーリー中ではかませ犬的扱いでしたし。

しかし本作においては、ただ単なるかませ犬では終わらせたくなかったというのもありまして、こういうキャラになりました。

ルーウェンとの絡みを作るためのバックストーリーの構成には割りと苦労しましたね。

因みに本作では、誰一人として(物語の流れ上では、ですが)死人を出したくなかったので、ヅァギの最後に希望を与えました。






振り返ってみると、まだまだ改良するべき点がある作品ではあったと思います。

今作での経験を活かし、よりよい出来の次の作品を作ろうと思います……次回作の予定は超がつくほど未定ですがw





ではでは、稚作ではありましたが、ここまで読んでくれた皆様方、どうもありがとうございました。